小籠包:新聞記事紹介


昭和55年10月30日、神戸新聞の当店小籠包紹介記事

昭和55年10月30日:
【神戸新聞 『播磨おもろい味』】

《タイトル》
小篭包―中国飯店(加古川)
《中見出し》
珍しい“合いの子”
《写真キャプション》
あついうちに酢をつけて食べる。中から出てくるスープがうまい


 しょうろんぽう、と読む。
中国でも、上海近辺だけにある点心。
点心とは、中国料理で出される菓子、
軽食、デザートのこと。
食べたことのある人は「あの珍味か」と
すぐに思い出すはず。
ギョウザと豚まんの合いの子のような形
だが、味はぐっと深みがある。
西日本では、この中国飯店だけ、東京にも一店しかない珍味だ。

 豚肉のモモとバラを半々混ぜて作った
ミンチに、鳥ガラスープ、鶏卵、ショウガ、
ネギ、しょうゆ、砂糖、ゴマ油を入れ、
手づくりの小麦粉製“皮”に包みこむ。
これを、竹製のセイロで約十分蒸す。
あついうちに、千切りにした土ショウガ、酢につけながら食べる。
中にスープが入っているので食べやすい。
秋には、中国の川ガニを入れることもある。

 日本へ来てまだ十五年の店主、
林継発さん(四四)が故郷の味を伝えようと、
毎日十人前だけ作っていたが、
なかなかの好評。
大阪、神戸から食べに来る客もある。
「手間カカル。数デキナイ。売リキレル。後ツクラナイ」と林さん。

 よく働く中国人は、食間や夜半に腹が減る。
そんなときに考え出された点心。
七つ食べれば腹いっぱいになる。
「本当ニ、オイシイノ味、日本ノ人ニモ知ッテモライタイ」とのこと。